インターネットでのビジネス展開は一見難しく感じられるかもしれません。しかし、オフラインショップとの違いを事前に確認しておけば全く難しくありません。

01．実店舗とネットショップ開業の比較

実店舗・ネットショップに関わらず、開業に必要な準備のプロセスに大きな違いはありませんが、開業する場所がオンラインかオフラインかによって多少の差は生じます。
実店舗の開業準備プロセスと比較しながら、ネットショップの開業準備プロセスを確認してみましょう。

1. STEP1 運営アカウントの作成

   実店舗における店舗スペースは、ネットショップではサーバースペースを意味します。サーバーとは、コンピューター上の情報を保存する空間のことで、ネットショップに使われるすべての情報を保存することができます。そのため、ネットショップの場合、店舗スペースを借りる=ネットショップ構築会社に登録し、その会社からサーバーを借りるということになります。Cafe24では運営者がアカウントを登録すると、ネットショップの構築に必要なサーバーを無料でご利用いただけます。

2. STEP2 ショップデザイン

   実店舗における売り場のインテリアは、オンラインではネットショップのデザインに当たります。オフラインの場合、インテリアの変更は容易ではありませんが、オンラインでは簡単にデザインを変更・修正することができます。デザインの変更・修正は専門家に依頼することも可能ですが、直接ご自身でデザインするなど予算に合った方法を選択できるのも一つのメリットです。

3. STEP3 商品情報登録および表示設定

   実店舗では実際に商品の配置・整理をし、商品登録や陳列を行います。実際に商品を陳列するため、空間の制約により陳列できる商品は限られてしまいます。ネットショップの場合、商品名や詳細説明、価格情報、商品画像の撮影などの付随する作業が必要となりますが、数の制限なく商品を登録することができます。

4. STEP4 ドメインの確保

   実店舗では、店舗の商号を看板で表現します。一方、ネットショップでは、ドメインがショップの看板でありながら、顧客にショップの場所を知らせるアドレスとして重要な役割を果たします。ドメインはネットショップの特色を表すことができるため、簡潔で印象に残りやすいドメインに設定することをおすすめします。

5. STEP5 決済の追加

   実店舗では、決済はレジで行われ、主に現金やクレジットカードなどで行われます。一方、ネットショップでは、主に口座振替やPG(Payment Gateway)と呼ばれる、決済代行会社による決済サービスを利用します。従来は口座振替のような基本的な決済方法のみ使われておりましたが、EC市場が発達するにつれて、様々な決済方法が利用されるようになりました。顧客がショップを利用する際の利便性を向上させるためには、基本の決済方法に加え、利用率の高い主要決済サービスも導入することをおすすめします。

6. STEP6 配送会社の選択

   一般的に、実店舗では商品の販売が行われた後、顧客がそのまま商品を持って帰られるため、配送をする必要はほとんどありません。しかし、オンラインでは配送が必須です。そのため、顧客に商品を安全かつ迅速に配送してくれる配送会社を選択し、取引しなければなりません。顧客の状況に合った配送サービスをご提供できるよう、様々な配送会社を厳密に比較し、選択する必要があります。

7. STEP7 宣伝

   実店舗では開業後、チラシ配布や様々なイベント開催などの宣伝(プロモーション)を行います。ネットショップも同様、オンライン販売向けのプロモーションを行い、ネットショップをアピールすることができます。
   売上向上のために開業時はもちろん、運営中も効果的なプロモーション戦略をたてましょう。詳しくは開業準備ガイドの「販売スタート時の戦略」をご参照ください。

02. ネットショップ開業

Cafe24では、ネットショップを開業するために必要なすべての過程をサポートしています。特に、Cafe24のネットショップ基本サービスは、生涯無制限無料ですので、費用を気にすることなく始めることができます。