ネットショップをオープンする際、店の名前をどうやって決めるか悩む方も多いのではないでしょうか。魅力的な名前を付けられると、集客力がアップする可能性があります。ショップの売上を向上させるためにも、こだわった店名を付けましょう。ただし、名前を決める際にはいくつか注意しておきたいポイントもあります。今回は、ネットショップの名付けが重要となる理由や、名前の付け方のコツ、名付けの際に気をつけたいことなどをご紹介します。

| 集客につながることも！ネットショップの名前が重要な理由

ネットショップの名前は、検索結果やTOPページなど、目につきやすいところに表示されます。利用者に注目されやすい部分のため、じっくりと考えて決めることが大切です。まずは、ネットショップの名前の重要性について解説します。

●ブランドの世界観を象徴する

ネットショップの名前はブランドを代表する看板です。ショップを訪れた人が最初に目にする情報のひとつとなります。ネーミングによっては、ユーザーに好感を持たれたり、違和感を覚えられたりと、店のイメージを大きく左右することも。顧客への影響をよく考えた上で、素敵な店名を付けましょう。

ネットショップからスタートするビジネスの場合、実店舗と異なりインターネット上でしか遭遇しないため、訪問したユーザーを強く引き付けることが大切です。ブランドの世界観を表す魅力的なショップ名にすることで、ユーザーの印象に残りやすくなる可能性もあります。

●集客・売上に影響する

覚えてもらいやすい名前を付けておくと、ユーザーが検索エンジンでリサーチしやすいメリットがあります。ユーザーの指名検索の増加が期待できるでしょう。

また、ネットショップの名前を覚えてもらうと、再訪問してもらえる可能性があります。店名は、リピート購入の有無にも影響する部分といえるでしょう。

| ネットショップの名前を考えるコツ

ネットショップの名前を付ける際は、以下のようなポイントを考慮しておくことがおすすめです。ご自分の好みだけではなく、ユーザーからの見え方や他店との兼ね合いなども踏まえて、ショップ名を決めていきましょう。こちらでは、ネットショップの名前を考案する際に意識したいコツをご紹介します。

●ブランドコンセプトを深める

ネットショップの名前は、ブランドコンセプトに関連するものを付けることがおすすめです。コンセプトを深掘りしながら、キーワードを書き出していきましょう。ECサイトを運営することで顧客に届けたい価値や、商品・サービスの特徴などを記します。キーワードから関連のある語句を列挙し、ブランド名にできそうな名前を見つけていきましょう。

●シンプルで短い名前にする

ショップの認知度を上げるためには、店名の覚えやすさも重要な要素となります。ブランド名が長すぎると、すぐに覚えてもらうことが難しくなります。できるだけ短い名前を付けるよう心掛けて、口にしやすく覚えやすい店舗名を目指しましょう。

できれば、耳なじみや語呂が良く、繰り返し口にしたくなるブランド名を考案することがおすすめです。複数の言葉を組み合わせて造語を作るパターンもあります。いくつかの単語を合わせて作った造語であれば独自性が強まり、唯一無二の印象を与えることも可能です。

●競合と差別化を図る

ECサイトを運用する上で避けては通れないのが、競合の存在です。同業他社のショップ名と似たような名前を付けてしまうと、競合との区別がつけにくくなります。特に、ECモールのようにサイト内のデザインを差別化しにくいところへ出店している場合は、ショップ名でしっかりと違いを明らかにすることが大事です。名前を決める際は、競合店の名前もチェックしておきましょう。自社のポジショニングを明確にする上で重要な作業となります。

●既存のブランド名を参考にする

世の中には優れたブランドが多数存在します。自社サイトを成功させるには、先達の事例に学ぶことも大切です。有名なブランドや、成功しているネットショップの名前の特徴を考察し、参考にしてみましょう。いくつものショップ名を見るうちに、傾向が見えてくるはずです。

●検索性を考慮する

ネットショップの名前は、ユーザーが検索しやすく、検索エンジンにヒットしやすい名前になるよう工夫することがおすすめです。

ネットショップの基本情報に名前を登録する際は、ショップ名だけでなく、ショップの概要や地域を表す語句を含めることなどを意識してみましょう。例えば、Ｔシャツを販売する店の場合は、「Tシャツ専門店　○○」と付けておくことで、Ｔシャツのキーワードで検索してきた人に見つけてもらえる可能性があります。

また、店名にアピールしたいポイントを盛り込むこともおすすめです。例えば、京都発の店であることや、老舗であることをアピールしたい和菓子店であれば、「京都の老舗和菓子店　○○」と名付けることで、ユーザーの検索にヒットしやすくなるでしょう。

加えて、ネットショップの名前とドメイン名の連動ができると良いでしょう。ドメインとは、インターネットにおける住所のようなものです。ECサイトのURLとして表示される「○○.jp」「○○.com」などが該当します。例えば、店名が「Tシャツ専門店　○○」であれば、ドメインも「t-shirtspecialtystore○○.com」のように合わせると、オリジナリティーが強まります。

ドメインを取得したいときは、ドメイン取得サービスに申請します。取得のために費用が生じることも多いため、事前に確認しましょう。

「Cafe24」でECサイト制作する場合は独自ドメインの取得が可能です。オープン時は基本ドメインを利用し、後から独自ドメインを取得しすることもできます。基本ドメインと独自ドメインのURLの紐づけも簡単です。まずは無料の基本ドメインから始めて、ショップの状況に応じて独自ドメインに変えていくといった方法にも対応できるでしょう。

| ネットショップの名前を決めるときの注意点

ショップ名の候補が決まったら、他サービスとの重複がないか、検索されにくい文字を使っていないかなどを確かめておきましょう。最後に、ネットショップ名を決める際の注意点をご紹介します。

●既存のサービス名と重複していないか確認する

せっかくおしゃれなショップ名を考えても、すでにほかの店や商材、サービスなどで使用されている場合があります。重複していると顧客側がわかりにくさを感じるほか、検索結果での上位表示を狙うのも大変になります。ショップ名は、できるだけほかのサービスと被らないように気をつけたほうが良いでしょう。候補となるブランド名を検索エンジンやSNSで調べ、同じ名前のサービスが存在しないか確認することがおすすめです。

また、商標登録の有無もチェックしておきましょう。商標登録してある名前を使ってしまうと、トラブルの原因になってしまうことがあるためです。法的措置に発展することもあり得るため注意しましょう。

●特殊文字、絵文字の使用は避ける

ネットショップの名前では特殊文字、絵文字を避けたほうが良いとされています。検索エンジンで検索される際に読み取られない可能性があるためです。ユーザーが使用する機器によっては、文字化けをするリスクもあります。どんな機器を使っていても判別可能となるような文字を使いましょう。

| ネットショップ立ち上げの際は印象深くオリジナリティーのある名前を付けよう

ネットショップの名前は、売上に影響することもある重要な要素です。名前によって良い印象を与えることができれば、新規顧客やリピーターの獲得にもつながります。競合とは違ったオリジナリティーのある名前にすることで、差別化を図ることもできます。ご紹介したようなポイントを参考にしながら、お店を存分にアピールできるような名前を考えてみましょう。